テクニック

 テクニックについて。

テクニックのロック

 多くのテクニックは、素手・武器攻撃の場合と同様に、詠唱開始時にメインロックがあれば、その方へと使用者は自動的に向き直る。しかしながら、一部の攻撃テクニックは、向き直ることなく詠唱・発動される。これらは「全方位テクニック」と呼ばれ、ギフォイエ、ラバータ、ラゾンデがそれにあたる。
 各テクニックのロック可能角度・距離は、テクニックの種類、Lv.によってそれぞれ違っている。
 テクニックの中には、同時に複数の目標をロック出来るものがあるが、この場合、ロックの可能な数の限界は15である。
 また、テクニックの中にもロック距離と実際に射程の異なる物が多く存在する。フォイエ等はロック距離よりも射程の方が長く、逆にラゾンデ等はロック距離よりも射程の方が短い。

テクニックの命中

 テクニックの中には、ロックしないと目標に対して命中しないものがある。ラフォイエ、ゾンデ系3種、グランツ、リューカー以外の回復・補助テクニックがそれにあたる。当然ながら、複数目標をロック可能なテクニックで目標が密集している場合、命中には上記のロック可能限界数による制限も掛かる事になる。
 これらのテクニックのほとんどは、詠唱時にロックが存在しないと発動しない。また、発動時に目標がロックが不可能な状態になっている場合も、やはり発動しない。しかしながら、詠唱時開始にロックが存在し、発動時まで目標がロック可能な状態(実際にロック可能な距離にいるかどうかは問わない)が継続していれば、詠唱後に目標が移動してロック可能範囲外に出てしまっても命中する(ラゾンデは全方位テクニックであるため、これには当てはまらない)。
 なお、レスタ、アンティ、シフタ、デバンドは、使用者自身も目標の一部であるため、ロックが存在しない場合でも発動する。

全方位テクニック

 全方位テクニックの特徴の一つは、ロックの有無に関係無く発動が可能な事である。本来、発動にロックが必要なはずのゾンデ系であるラゾンデも、命中にこそロック限界数による制限があるが、発動に関しては詠唱時にロックの必要は無い。
 つまり、全方位テクニックの特徴としては、詠唱開始時にロックが存在するかどうかは関係無く、発動時に効果範囲内に目標があれば(ラゾンデの場合は、かつ、ロック可能限界数以内ならば)、実際に効果を発揮する。
 逆に、ラゾンデはゾンデ系であるにも関わらず、詠唱開始時にロックしていても、実際の発動時に効果範囲外に目標が出てしまうと、効果を表さなくなる。
 また、ギフォイエ、ラバータは、発動時の効果持続時間が長いため、発動の瞬間に効果範囲に無かった目標でも、効果持続中にその範囲内に入った場合は、やはり効果を発揮する。

飛び火テクニック

 テクニックの中には、発動にロックが必須で、かつ、同時に複数の目標に対してロックが可能なものがある。これらは「飛び火テクニック」と呼ばれ、ラフォイエ、ギゾンデ、ジェルン、ザルアがそれにあたる。
 飛び火テクニックの場合、使用者から射程距離内にある目標にロックマークが表示されるが、実際の効果範囲はこれとは異なる。メインロックであった目標が発動時に存在する場所から効果範囲内にある目標に対して有効となっている(厳密には、効果範囲は術者からメインロックまでの距離によって変動する)。また、メインロックの目標以外は、詠唱時にロックが可能な状態でなくても、発動時にロックが可能な状態であれば、ロック対象となる。
 メインロックされた目標が発動時点に存在する位置からの全方位テクニックのような物だと考えると、この性質は理解し易い(厳密には、効果範囲の面等で若干違うのだが)。

攻撃テクニック

 攻撃テクニックには5系統11種類があり、系統別に属性が異なっている。闇属性であるメギドには素ダメージは存在しないが、それ以外の攻撃テクニックの素ダメージは以下の通り。
 (テクニックの威力+精神力)/10
 メギドの発動率については「
属性攻撃」の「闇属性攻撃」の項を参照の事。
 各テクニックの属性、威力については、以下の通り。

フォイエ系:炎属性
 フォイエ(Lv.15以下) :220+((Lv.−1)×50)
 フォイエ(Lv.16以上) :890+((Lv.−16)×170)
 ギフォイエ(Lv.15以下):520+((Lv.−1)×16)
 ギフォイエ(Lv.16以上):750+((Lv.−16)×150)
 ラフォイエ(Lv.15以下):800+((Lv.−1)×24)
 ラフォイエ(Lv.16以上):1080+((Lv.−16)×140)

※式を良く見ると分かるが、フォイエはLv.16よりLv.15の方が威力は高い。

バータ系:氷属性
 バータ(Lv.15以下) :90+((Lv.−1)×20)
 バータ(Lv.16以上) :450+((Lv.−16)×190)
 ギバータ(Lv.15以下):380+((Lv.−1)×56)
 ギバータ(Lv.16以上):1350+((Lv.−16)×110)
 ラバータ(Lv.15以下):540+((Lv.−1)×80)
 ラバータ(Lv.16以上):1740+((Lv.−16)×80)


ゾンデ系:雷属性
 ゾンデ(Lv.15以下) :180+((Lv.−1)×68)
 ゾンデ(Lv.16以上) :1160+((Lv.−16)×128)
 ギゾンデ(Lv.15以下):480+((Lv.−1)×40)
 ギゾンデ(Lv.16以上):1050+((Lv.−16)×110)
 ラゾンデ(Lv.15以下):740+((Lv.−1)×50)
 ラゾンデ(Lv.16以上):1400+((Lv.−16)×104)

※式を良く見ると分かるが、ラゾンデはLv.16よりLv.15の方が威力は高い。

グランツ系:光属性
 グランツ(Lv.15以下):2360+((Lv.−1)×150)
 グランツ(Lv.16以上):4660+((Lv.−16)×120)


メギド系:闇属性
 メギド(Lv.15以下):45+((Lv.−1)×4)
 メギド(Lv.16以上):72+((Lv.−16)×2)

※式を良く見ると分かるが、メギドはLv.16以上になると、再びLv.15の威力を超える事はない。

見掛けと実際の効果範囲

 攻撃テクニックの中には、見かけと実際の効果範囲が大きく違う物がある。例えば、ギフォイエは一見すると、炎の壁にしか攻撃判定が無いように見えるが、実際にはその内側にも判定がある。また、多くの攻撃テクニックは上下方向にも攻撃判定があり、フォイエ等は、目標に向かわずに水平に飛んでいるように見えても、実際には上空の目標にも命中する。

回復テクニック

 回復テクニックには、レスタ、アンティ、リバーサの3種類がある。
 レスタ、及び、アンティは、Lv.3以上になると、使用者以外の周囲のキャラクタにも効果を及ぼす。
 レスタによるHP回復量は、
 テクニックの威力+精神力
であり、レスタの威力は、
 50+((Lv.−1)×5)
である。つまり、まとめると、レスタのHP回復量は、
 50+((Lv.−1)×5)+精神力
となる。
 アンティはそのLv.に関わらず、効果自体は同じである。

補助テクニック

 補助テクニックには、シフタ、デバンド、ジェルン、ザルアの4種類がある。
 シフタ、デバンドは、Lv.3以上になると、使用者以外の周囲のキャラクタにも効果を及ぼす。
 シフタ、及び、デバンドの額面効果率は、以下の通り。
 (100+(10+((Lv.−1)×1.3)))[%]
 ジェルン、及び、ザルアの額面効果率は、以下の通り。
 (100−(10+((Lv.−1)×1)))[%]
 但し、どちらも内部的にFRDされているために、実際の効果率はこの額面効果率よりも若干低下する事が殆どである。この実際の効果率の事を、「実効効果率」と呼ぶ。実行効果率は、対象となる攻撃力、防御力の値によって変動するため、一定の値を取らない。
 また、補助テクニックの継続時間は、以下の通り。
 30+Lv.×10[秒]
 但し、同種、または、反対効果(例えば、シフタに対するジェルン)の補助テクニックが上書きで掛けられた場合は、(その前後それぞれのテクニックのLv.差に拘らず)以前の効果は即座に消え、新しい補助テクニックの継続時間が適用される。

テクニックのモーション

 テクニックの詠唱を開始すると、それが発動した後も一定時間の硬直を起こす。硬直中に攻撃を受けるなどすると、テクニックによる硬直自体はその時点でなくなるが、発動前に攻撃を受けると、発動自体もしなくなる。
 一般にテクニックは、同種のものであれば、よりLv.の高いものの方が詠唱開始からの発動も硬直解除も早くなる。また、グランツのみはLv.16以上になると、発動よりも硬直解除のほうが先に起きる。
 (ナックル系以外の)武器を装備した状態では、どのクラスも同じテクニックならば、詠唱開始から硬直解除までに掛かる時間は同じである。但し、男性キャラクタに比べて、HNL、FNLは発動が2コマ早く、FMLは1コマ遅い。
 素手の場合(および、ナックル系武器を装備している場合)は、男性キャラクタは発動までが4コマ早くなり、発動から硬直解除までの時間は変わらないため、詠唱開始から硬直解除までも4コマ早くなる。FMLだと、発動までは5コマ早くなるが、発動から硬直解除までが5コマ長くなるので、詠唱開始から硬直解除までは変わらない。HNL、FNLだと、発動までは5コマ早くなるが、発動から硬直解除までは8コマ長くなるので、詠唱開始から硬直解除までは3コマ遅くなる。
 まとめると、詠唱開始から発動までが最も早いのが素手時のHNLとFNL、最も遅いのが武器装備時のFML、詠唱開始から硬直解除までが最も早いのが素手の男性、最も遅いのが素手時のHNLとFNLという事になる。

以下、追記予定



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