マグ
マグは防具の一種に分類される。
餌
マグには餌として回復系アイテムを与える事が可能で、それによってマグの各種パラメータを変化させる事が出来る。マグに一度に与えられる餌は合計で3つまでで、その後は、それぞれ210秒が経過するまで餌を与えられなくなる。餌によるパラメータの変化には8種類の系統がある。
DEF、POW、DEX、MINDの各パラメータは、それぞれがLv.と100単位のゲージで構成されており、そのゲージが一杯になる(100単位蓄積する)と、Lv.が1つ上がり、ゲージは空になる。Lv.が上がってもなお余剰がある場合は、ゲージに蓄積される。また、一度上がったLv.は、たとえそのパラメータのゲージが0単位(空の状態)より減少するような餌を与えても下がる事はない。また、ゲージの量よりも減少分が多い場合は、ゲージの変化は全く起きない。
なお、セーブ終了時、チェックルームにマグを預けた時、オフラインクエスト開始終了時、オンラインでのチームへ/からの出入り時、オンラインで当該マグを床に置いた状態でリーダーがエリアを移動したか、または、リーダーが変更された(チームから抜けた)時は、ゲージは2単位を基準としてアーカイブされる(圧縮のため、端数を切り捨てられる)ため、結果として、その時点でのゲージの単位数が奇数の場合は、-1される事になる。
レベル
マグのステータスとして表示されている「レベル」は、DEF、POW、DEX、MINDの各Lv.の合計値である。これの最大値は200であり、つまり、DEF、POW、DEX、MINDの各Lv.の合計値の最大は200ということになる。
このLv.が、餌を与えた時に「10以上に初めてなった時」、「35以上に初めてなった時」、「50以上で5の倍数の時」のいずれかに該当する場合は、条件に応じてマグが変化する。
Ver.1マグ(キャラクタ作成時に最初から装備しているマグ、及び、坑道で拾えるマグ)は初期状態でレベル5になっている。Ver.2マグは初期状態でレベル0である。
シンクロ
シンクロは0%〜120%の範囲で、餌によって上下する。また、マグを保持した状態(装備しているかどうかに関わらず)のままゲームを終了したり、オンラインでロビーに出ると、5ポイントだけ下がる。チェックルームにマグを預けて終了などをする事によって、これらのシンクロ低下は回避出来る。
シンクロの数値は、攻撃フォトンブラストの威力、及び、自主行動での無敵時間の長さに関係する。
Ver.1マグは初期状態で40%になっている。Ver.2マグは初期状態で0%である。
IQ
IQは0〜200の範囲で、餌によって上下する。
IQの数値は、フォトンブラスト、及び、自主行動の効果に関係する。
初期状態では0である。
DEF
DEFの数値は、そのまま装備者の防御力に加算される。但し、装備者自身の能力に内包される形になるため、クラス別の上限防御力を越える事は出来ない。
Ver.1マグは初期状態で5になっている。Ver.2マグは初期状態で0である。
POW
POWの数値は、その2倍の数値が装備者の攻撃力に加算される。但し、装備者自身の能力に内包される形になるため、クラス別の上限攻撃力を越える事は出来ない。
初期状態では0である。
DEX
DEXの数値は、その1/2の数値が装備者の命中度に加算される。端数もそのまま加えられ、装備者本来(マグ非装備時)の命中度(こちらも端数がある可能性がある)と加算した時点でFRDされる。但し、装備者自身の能力に内包される形になるため、クラス別の上限命中度を越える事は出来ない。
初期状態では0である。
MIND
MINDの数値は、その2倍の数値が装備者の精神力に加算される。但し、装備者自身の能力に内包される形になるため、クラス別の上限精神力を越える事は出来ない。
初期状態では0である。
色
マグの一部の色は、初めて装備したキャラクタのコスチューム(ボディカラー)によって決定される(全面がそのマグの固有色で、装備者に関係なく同じ色になるマグもある)。たとえ餌を与えて成長させていたとしても、実際に装備するまでは、その色は確定しない。コスチューム(ボディカラー)とマグの色の関係は以下の通り。
1:赤
2:青
3:黄
4:緑
5:紫
6:黒
7:白
8:水
9:上記8種類と、茶、漆黒を合わせた10種類の内から無作為で選択
なお、Ver.2マグをVer.1変換した場合は、必ず色は赤になる。
フォトンブラストゲージ
装備しているマグがフォトンブラストを覚えている場合にのみ蓄積される。物理ダメージを敵に加えた場合か、物理、属性、無属性攻撃によってダメージを受け、かつ、そのダメージで死亡していない場合に、そのダメージ量とキャラクタのLv.に応じてフォトンブラストゲージが増加する。但し、物理攻撃を加えたか受けたかで、実際のダメージが0でも、FRD前の計算上は0を越えて1未満(つまり、攻撃力が防御力よりわずかに上回っている場合)の場合は、その計算上のダメージ分だけ増加する。これらのダメージによる増加量は、キャラクタのLv.に反比例する。また、PB系ユニットを装備していると、時間経過によって増加する。通常は100で満タンだが、フォトンブラスト発動時には、ディバイドを受ける事によって、瞬間最大208にまで増加する事もある。
フォトンブラストゲージが満タンになると、裏パレットがフォトンブラスト発動用のパレットになるが、この状態でマグを外すと、フォトンブラストゲージは0に戻り、裏パレットには何も無い状態になる。さらにその状態でマグ(他のマグでも良い)を装備すると、再び、裏パレットはフォトンブラスト発動用のパレットになる。他のマグを装備した場合は、そのマグの覚えているフォトンブラスト発動用のパレットになる。
また、フォトンブラストゲージが満タンになると、マグの自主行動(そのマグに、フォトンブラストゲージ満タンでの自主行動が存在するなら)を起こす可能性がある。一旦満タンになった後に、ディバイドをする事によってフォトンブラストゲージが減少した場合でも、再び満タンになれば、同じく、自主行動を起こす可能性がある。但し、ディバイドによって満タンの状態からフォトンブラストゲージを減少させた場合は、(再び満タンになるまでは)フォトンブラストは発動出来なくなり、裏パレットは通常に戻る。
なお、フォトンブラストを発動し、それが実際に画面上に見えた場合、敵に掛かっているザルア、及び、デバンドの効果表示は無くなってしまうが、実際には、効果は本来の分だけ残っている。
自主行動
マグは、以下の条件のいずれかに当てはまった場合に(該当する自主行動が存在するなら)、自主行動を起こす可能性がある。
1.フォトンブラストゲージが満タンになった。
※満タンになったかどうかだけが問題で、0から貯めたかどうかは無関係。
2.装備者がボスの部屋に入った。
※実際にボスが存在するか(既に倒したか)どうかは無関係。
3.ラグオル上で、装備者のHPが最大HPの1/11(FRD)以下になった。
※ラグオル上にいる時であれば、HPが1/11を越えていても、HP系ユニットを装備した場合に1/11以下になるような場合は、そのHP系ユニットを装備した時に、この自主行動が起きる可能性がある。また、同様なケースでパイオニア2上でHP系ユニットを装備した場合は、そのままラグオルに降りれば、降りた時にこの自主行動が起きる可能性がある。
4.オフラインで装備者が死亡した。
※装備者にリバーサを掛ける。この自主行動が起きた場合、たとえスケープドールを持っていても消費されず、こちらが優先される。また、オンラインではこの自主行動は起きない。
4の自主行動は、(存在するとすれば)リバーサに限られているが、その他の3種の自主行動は、マグの種類によって異なり、以下の3種類がある。
無敵:黄色い光が螺旋状時計回りに立ち上がり、攻撃を受け付けなくなる。但し、寄生防具、呪われた武器、バーサークのエレメント、ダークファルス第二形態のHP吸収、同じく第三形態の乗り移りによるダメージ共有によるHP減少は起きる。つまり、この状態でも死亡する可能性はある。また、ダークブリンガーの突進による武器装備解除も受ける。また、この無敵が発生している時、マシンガン系での攻撃中にダークブリンガーの突進を受けると、マシンガン攻撃のモーションのまま無敵が切れるまで硬直したままになる場合がある。この自主行動の継続時間は、
(120+シンクロ[%]+IQ)×10[コマ]
であり、最長で4400コマ、つまり146+2/3秒という事になる。
補助:シフタとデバンドを掛ける。そのLv.は、
FRD(1+IQ/40)[Lv.]
であり、最大でLv.6という事になる。
回復:レスタを掛ける。そのLv.は、補助と同じく、
FRD(1+IQ/40)[Lv.]
であり、最大でLv.6という事になる
無敵の自主行動が継続している間にそのマグを外すと、無敵は切れてしまう。また、無敵以外の自主行動は、起きてから実際に発動するまでに時間が掛かるので、その間にマグを外してしまうと、その自主行動は起きなくなる。
一つの自主行動が発生している間は、他の自主行動が起きる事はない。ただ、実際には無敵以外の自主行動はその発生・継続時間が短いために、無敵以外の自主行動の発生条件同士が重複する事はまず有り得ない。
自主行動が起きる確率は、マグの種類と自主行動の条件によって異なっている。
フォトンブラスト
フォトンブラストには、攻撃フォトンブラストと回復・補助フォトンブラストの2系統がある。ファーラ、パイラ、ゴウラ、エストラが攻撃系で、レイラ、マイラ&ユウラが回復・補助系である。
攻撃フォトンブラストは全て光属性であり、その素ダメージ量は以下の通り。
ファーラ:
FRD((100+((((本人・防具攻撃力+武器最低攻撃力−クラス定数)×シンクロ×攻撃補助効果率)+IQ)×0.5))×(フォトンブラストゲージ蓄積量/100)+(精神力/10))
パイラ、及び、ゴウラ:
FRD((240+((((本人・防具攻撃力+武器最低攻撃力−クラス定数)×シンクロ×攻撃補助効果率)+IQ)×1.5))×(フォトンブラストゲージ蓄積量/100)+(精神力/10))
エストラ:
FRD((70+(((回避率×シンクロ)+IQ)×3))×(フォトンブラストゲージ蓄積量/100)+(精神力/10))
なお、クラス定数は、
ハンター:5
レイマー:0
その他 :2
である。式の上の本人攻撃力は、常に最高攻撃力を適用される。つまり、素手の場合でも、最低攻撃力ではなく、最高攻撃力で計算される。また、武器の属性による攻撃力の変化は適用されない。
レイラによるHP回復量は、
FRD((150+IQ/2)×(フォトンブラストゲージ蓄積量/100)+精神力)
である。
マイラ&ユウラによるシフタ、デバンドLv.は、
((IQ/10)×(フォトンブラストゲージ蓄積量/100)+1)[Lv.]
である。
フォトンブラストのモーション中は基本的に無敵状態で、敵の攻撃を受け付ける事は無いが、発動前モーション中は、自主行動の無敵状態と同じく、ダークファルス第二形態のHP吸収、同じく第三形態の乗り移りによるダメージ共有によるHP減少は起きる。また、その状態でダークブリンガーの突進を受けると、武器装備解除を受けると同時にモーション自体が止められてしまい、フォトンブラストゲージは消費するものの、フォトンブラスト自体は出なくなる事がある。また(フォトンブラスト発動モーションよりも、敵の行動不能時間の方が前後ともに短いため)、フォトンブラスト発動後、そのモーション中に突進を受けた場合は、武器の装備のみが解除される。その場合、フォトンブラストのモーションは装備していた武器のモーションになるが、実際には武器を持っていない事になる。
フォトンブラストモーションの終了時も、敵の行動の方が若干早く可能になる(モーション終了時の影状態の敵を良く見ていると分かる)。また、この時、モーション終了と同時に無敵状態も解除されるが、その時、数コマ分だけマグの自主行動による無敵も一時的に解除されるというバグもある。つまり、無敵状態であっても一方的に敵の攻撃を受ける可能性がある。このため、HP減少状態で、至近距離の敵に攻撃できないフォトンブラストを発動した場合、その終了時に敵の攻撃を受けて死亡する可能性があるので、一般には、これを防ぐためにショートカットメニューからトリメイト等を先行入力しておくという手段を取るが、アイテムも使用から実際に効果が出るまでに1コマ分の遅れがあるので、アイテムを消費したのに死亡するといった事態も起きる可能性がある。
また、攻撃フォトンブラストの内、至近距離の敵を複数攻撃出来るものを使用した場合、その終了時には敵が同時にのけぞるため、その次の瞬間に敵の同時攻撃を受けて、大ダメージを受ける可能性もある。
オンラインでは、その通信状態によって、他のメンバーのフォトンブラストが見えない事がある。この場合、敵や他のメンバーは一時的に止まっていて、自分は動けることが多い。また、フォトンブラストが見えているのに、自分は無敵状態ではなく、敵の攻撃を受けることもある。この場合、勿論、成す術無く死亡する事も多い。
オフラインでも、攻撃禁止区域で、及び、敵の出現時にフォトンブラストを出した場合は、敵のみが動ける状態になる。但し、こちらは無敵状態のため、その間に攻撃を受ける事はない。しかしながら、終了時に敵に囲まれている危険もあるため、どの道、安全な行為とは言えない。
以下、追記予定
ディバイド
チェーン
Ver.1変換