極意
基本にして究極。それが極意。
自らの弱きを認む
強い者が弱い者に勝つのは当たり前。弱い者が強い者に勝つために攻略が必要なのである。攻略をする糸口は、まずは自らを弱い者だと認める事。それが出来ないような安いプライドを持っているのなら、攻略は不可能である。自らを弱いと認められないのは、自らの奢りによるもの。まずは、その安いプライドを捨てる事が第一歩なのだ。それこそが真の心の強さでもある。
虚を突く
弱い者が強い者に勝つためには、虚を突く事が必要だ。虚を突くとは、即ち、隙を突く事。いかに敵に対して卑怯に立ち回るかが、強い者に勝つために必要な事なのである。卑怯に立ち回る事を潔しとしないのは、偏に安いプライドが捨て切れていないに過ぎない。
先(セン)
敵の隙を突くための第一歩は、先制攻撃にある。例えば、敵の反応距離外から銃やテクニックで狙撃する事。また、敵を地形に引っ掛けて止めて攻撃を加える事。敵の攻撃を受ける前に一方的に十分な攻撃を与えれば、それだけで立派な攻略となる。これぞ極意の一つ、「先」である。
先の先(センノセン)
逆に、敵に先制攻撃をさせない事も重要である。例えば、ジャンプ斬り態勢に入ったシノワビートを銃撃で止めたりする事。また、部屋奥の敵を反応させずに手前の敵から順に倒したり、地形を利用して敵の攻撃を防ぐ事。直接的な攻撃だけが真の攻撃ではない。状況を有利に持っていく事自体が、攻撃となり得るのだ。これぞ極意の一つ、「先の先」である。
後の先(ゴノセン)
特に数多くの敵や、素早い敵を相手にする場合、必ずしも、全ての敵に攻撃機会を与えない事は可能ではない。ならばどうするか? こちらの有利な状況で攻撃を誘い、それをかわした隙に反撃すれば良い。いわゆるカウンター攻撃である。例えば、敵の空振りを誘い、その硬直に対して反撃をする事。また、直進してくる敵をかわし、その背後から攻撃を仕掛ける事。敵の攻撃を見切り、それを自分の有利にする。これぞ極意の一つ、「後の先」である。