NPCハンターズ

 PSOに登場するNPCのハンターズの紹介。
 なお、公式に発表されている設定と異なる部分もある。


名前 ポートレート クラス セクションID          略歴         登場クエスト 名前の出典
??? HNL WHITILL  アルゴル星系の今は亡き惑星パルマ(ポウム)の住民の末裔であり、ANTSシステムを起動する事によって登場する。本名は不明だが、その亡星の民の伝承を唯一受け継ぐ者である為、通称「マスター」と呼ばれている。 ラッピーの休日 漫画
「ファイブスター物語」
アッシュ
 ・カナン
ASH


HMR VIRIDIA  経験に欠けるが本来の性格自体は素直。ただ、経験不足の割に血気盛んで義勇感が強過ぎるため、しばしば危険な目に遭う。剣術は、ドノフに手ほどきを受けた。
 精神感応が低いためHMRながらテクニックは苦手だが、逆にそのお陰で、ダークファルスの思念波の影響による精神崩壊を引き起こす事無く遺跡の深部まで到達する事が出来た。
戦いのいしずえ
淵より来るもの
鋼の魂
聖書
「カナンの地」
アナ
 ・ウェインズ
ANNA

HNL REDRIA  クロエの双子の姉で、「ブラックペーパー」に唆されて悪事を働いていたように装っていたが、実は「ブラックペーパー」の潜入工作員であり、内部監視を行なっている。
 孤児であったこの双子の姉妹は、幼い頃に「ブラックペーパー」に拾われ、潜入工作員としてのエリート教育を受けた。潜入工作の巧みさは妹のそれを凌いでおり、普段見せる知恵遅れ風の振舞いや得意の泣き落とし等も、実は演技に過ぎない。
 「ブラックペーパー」の蜥蜴の尻尾切り事件の後に、ボガードという彼氏を作り、情交もあるが、これは趣味(恋)と実益(ボガードが枢軸寄りの人間であるため、その監視)を兼ねたものである。
帰らずの滝
ブラックペーパー
セントラルドームの炎渦
聖書
アリシア
 ・バズ
ALICIA

FML WHITILL  生物学/生態系学が専門で、ラボで生体工学に関わる研究をしていたが、軍の依頼研究に携わる内に、ラグオルの生物の状況や軍の依頼の真意に対して疑問を持ち、ラボを辞める。所謂捨て子であり、本来の苗字は本人も知らない。ヒースクリフ・フロウウェンが事実上の育ての親だが、後に彼によってドノフに預けられ、ドノフが戸籍上の養父となっている。そのため、苗字もフロウウェンからバズに変わっている。
 そっくりの双子の妹(実は、非合法クローン)のイモージェンがおり、彼女のボディダブルとして活動していて、密に情報の交換をしている。パイオニア2では、イモージェン本人の他、極一部しかその存在を知らない。但し、彼女はあまり気が付いていないが、徐々にイモージェンとの考え方の違いが出て来ており、イモージェンが彼女に秘密で活動を行う事も増えている。ドノフがラグオルで死んだのがイモージェンの謀殺である事も知らない。
 バーニイと恒常的に情交を持っている。
慟哭の森 バレリーナ
アリーシャ・マーコヴァ
イモージェン
IMOGEN


FML ORAN  アリシアの双子の妹で、パイオニア2においては、アリシアの他、極一部しか彼女の存在を知らない。しかしその実体は、母星コーラルでラボが極秘裏に作成したアリシアの非合法クローンである。成人してからのクローンであるため本来は幼少時の記憶を持たないが、記憶インプラントによってその一部を補っている。
 容姿も行動(もっとも、こっちは訓練によるものだが……)もアリシアそっくりであり、普段はアリシアを名乗り、そのボディダブルとしての活動をしている。バーニイやドノフさえも、彼女がアリシアだと信じて疑っていないし、時折入れ替わっているにも気がついていない。
 しかし、アリシアとは微妙に考え方の違いがあり、やや同盟側(反タイレル派)寄りの考えを持つ。そのため、ドノフさえもその存在が邪魔だと考えるようになり、殺害しようと計略を立てた。そして、ドノフの病気をあたかも不治の病であるかのように彼に暗に伝え、彼に自ら死地へ赴く決心をさせたのだった。
 また、クローンとしての自分の存在自体にも疑問を感じ、徐々にアリシアに対して嫉妬にも似た感情を抱くようになり、アリシアを殺害して取って代わりたいというような後ろ暗い考えも時折頭をかすめるようになってきている。
 バーニイと(アリシアとして)恒常的に情交を持っている。
大地の呼び声
隠居ハンター
演劇
「シンベリン」
ウコン
UKON

RMR ORAN  外宇宙軍第32師団「WORKS」の第196小隊に所属する軍人で、階級は一等兵。サコンの部下で、サコンを慕っていた数少ない一人。自分より階級の高い相手には諂うが、自分より階級の低い相手や民間人に対しては横柄であり、嫌われている。
 サコンが強行しようとしていた軍の計画にも同行し協力していたが、サコンが逃亡した時点でも命令が無かったために坑道の死守が任務であると思い込み、ダークファルスの思念波に侵蝕された多数の機械生命体に囲まれ、戦死した。
鋼の魂 民話
「右近・左近」
ウコン
UKON
RMR
(V1)
ORAN  ウコンのかつての姿。 民話
「右近・左近」
ウルト
ULT

RCL
(V1)
PINKAL  モンタギューが軍上層部からの依頼を受け、統合型武器管制システム(俗に「MOTHER計画」と呼ばれる)のインターフェース用として試作したアンドロイドで、殆どの部分は市販の部品をモンタギューが組み上げたものだが、内部回路(特にAIコア)等は目的のために極度に特化している。システム上のデバイス名(及び、その識別コード)は「M-01UL」。
 そのAIコアにはエルノアと同様のモンタギューが開発した干渉進化型感情装置(俗に「エモーショナルAI」と呼ばれる物で、母星コーラル政府が主導で開発したものはマグに採用されている)が採用されていて、その本質的な感情部分は素直で優しいものであったが、飽くまで試作品であるため不安定であり、過度の干渉進化が行なわれる傾向があったので、モンタギューはこの回路を一時スリープ状態とし、彼女自体を調整カプセルに入れ、各部の強化と共に干渉進化型感情装置の改良を試みていた。
 しかし、AIの培養も同時に行なおうとしていたため、モンタギューは彼女全体をスリープモードにはせずにいた。このため、彼女は長い間カプセルの中に居たために、外で活動するエルノアを羨ましく思い、嫉妬のような感情を持つ事になった。その負の感情がダークファルスの思念波の影響を受け、自ら干渉進化型感情装置を再びアクティブにしてしまう。そして、カプセルから出たいという彼女の感情と、現世に完全復活したいというダークファルスの思念が共振してしまい、徐々に彼女自身がダークファルスの思念に侵蝕されてしまった。
 そうして自律機能が不安定になっていたところを、サコンが連れ出し、軍の計画を強行しようとしたが、飽くまで殆どに市販品パーツを使った試作品であるウルトのボディは、不完全な実験内容に耐えられず、闇属性フォトンを大量にオーバーロードしてしまい、破壊されてしまう。
 しかしながら、彼女のボディが破壊される直前にエルノアがそのコアとデータのバックアップを取るのを完了していたため、モンタギューが新たに組み上げたボディに移植されたそのコアとデータによって彼女は再生され、カプセル内で再度調整が行なわれている。
 なお、彼女がダークファルスに侵蝕され暴走する原因となった内の一つは、モンタギューがエルノアを愛しているのに自分は愛されていないと思い込んでいたという事であったが、これは事実ではない。モンタギューはウルトを愛していたからこそ、その不完全な干渉進化型感情装置と脆弱なボディで稼動させ続けるというのは彼女にとって危険だと感じ、カプセル内での調整を行なっていたのだ。事実モンタギューは、彼女の調整が完了したらセクサロイド機能も付加し、彼女とも情交を持ちたいと思っていたほどであった。
鋼の魂 北欧神話
エイブラハム
ABRAHAM


RMR SKYLY  レンジャーではあるが、レンジャーの仕事自体より、レンジャーの格好が良いと思っている節があり、あまり積極的にラグオルに降りる方ではない。
 噂話等も大好きで、人の知らない話題を見つけると、鬼の首でも取ったかのように自慢げに吹聴する悪癖有り。パーディタとは「他愛も無い話」友達。
悪魔の食物
グレイブ家の執事
心のかたち
奪われたヒートソード
奪われたアイススピナー
奪われたソウルブレイド
ラッピーの休日
ガロンの野望
マキシマム・アタック
聖書
エリ
 ・パーソン
ELLY



FNL VIRIDIA  ハンターズ登録上はFNLで見た目に護符装飾もしているが、実際にはフォースとしての能力は無い。
 元から電子機器操作には精通していたが、カルスの正体が自律型AIカル・スだった事を知って一段と機械/機器好きが加速、範囲限定的ではあるがメカフェチの域まで達している。
 後にラボスタッフの再編に伴ってスタッフとなっている。これは、カル=スのバックアップを取った功績によるものだとされているが、実際にはラボが彼女を危険分子とみなしており、その行動を監視しやすくするためである。
心のかたち 歌手
エリー・アメリング
エルノア
 ・カミュエル
ELENOR


RCL BLUEFULL  モンタギューが軍上層部からの依頼を受け、統合型武器管制システムのインターフェース用珪素系生体コアとしてマグを母体に開発したAIを、モンタギューが組み上げ、改良したアンドロイドボディに一時的に移植、培養したもので、アンドロイドとしては感情面で進んでいるが、逆に、感情的になりすぎて不安定な面もある。特に、怒られる事に対しては、異常なまでに恐怖を感じている。マグと会話が可能なのも、そうした経緯があるからではあるが、その事自体は彼女に記憶が無いため、本人は理由を知らない。
 別名の「YN-0117」というのも、彼女自体の型式番号ではなく(これも彼女自体は知らない)、統合型武器管制システムのインターフェースとしてのデバイス名(及び、その識別コード)に過ぎない。
 モンタギューは彼女に対して、その開発上の役割以上の愛情を持っており、彼女にセクサロイド機能も持たせ、恒常的な情交も持っている。但し、モンタギューの助手のシモンズ・オロも彼女に対して好意を寄せており、実際に時折、モンタギューの目を盗んでは情交を持っている。シモンズによる初めての情交は強姦まがいであったにも関わらず、彼女はモンタギューに怒られる事を恐れるあまり、シモンズによる口止めを了承し、以後、度々、シモンズと情交を持つ事になった。「ヒミツの届け物」においてバッテリー切れを起こしかかっていたのも、彼女が実験に入る直前にシモンズが情交に熱中してしまい、大量にバッテリーを消費してしまったのが原因である。
鋼の心
黄色いフェイク
ヒミツの届け物
博士の密かな欲望
鋼の魂
漫画
「キャンディ・キャンディ」
オスマン
OSMAN
RMR
(V1)
SKYLY オペラバレエ
「優雅なインドの国々」
カルス
Calus

FMR PURPLENUM  FMRの姿をしているが実際にはハンターズ登録は無く、AIであるカル・スが自らの姿を擬人化投影した物に過ぎない。
 パイオニア1で使用されていた大規模自律型AIは3つ有り、それら全ては事実上オスト博士によって設計された物である。3つのAIが用意されたのは、表向きはパイオニア1の管理のため、つまり、3つのAIによる合議決定、そして、合議が成立しない場合は多数決での決定を行うためだとされているが、その実態はやはり、統合型武器管制システムのコアとして使用するものの試作である(もっとも、これらのAIを産み出したのも、統合型武器管制システムの試作であり、その当時に「MOTHER」と呼ばれていた物である)。
 3つのAI、ボル・オプト、カル・ス、オル・ガは性能に大きな差は無いとされているが、それらが試作である事でも分かる通り、それぞれは独特の指向性(AIを人格に例えるなら、「性格」とも言える)を持っている。それらは名前にも表されており、ボル・オプト(Vol Opt)は光を扱う事に長けており(実際にボル・オプトのコアとハンターズとの戦闘では、強烈な光シールドによって補助テクニックを無効化してしまう)、カル・ス(Calus)は慎重に自分達を省みる性質が有り、オル・ガ(Olga)は既存の生物の構造体の再構成を得意としていた。
 3つのAIはどれも未成熟な成長途中だった(もっとも、自己増殖型のAIは、外部から制限を掛けられるか、ゲシュタルト崩壊を起こすかしない限りは成長し続ける)が、ボル・オプトは坑道の深部の制御、カル・スは坑道の表層部の制御、オル・ガはオスト博士の研究室にそれぞれあてがわれ、それぞれの環境で成長を続けた。
 しかし、ダークファルスの思念波の影響が強く及ぶに至って、ダークファルスから最も近い場所に位置していたボル・オプトは闇属性フォトンの侵食を受け、完全にその自我を乗っ取られてしまう。
 それより後、ダークファルスの脅威がパイオニア1にとって現実の物となった頃、パイオニア1のラボはダークファルスに対抗する手段として、培養されているダークファルスの複製細胞(俗に「D型因子」とか「D型細胞」と呼ばれる)を元とした人造生物(言ってみれば、ダークファルスの劣化コピーに過ぎないのだが)を製造しようと考え、その意識体のコアとしてオル・ガを埋め込もうとしていた。「D型細胞」を培養する危険性は多少なりともパイオニア1のラボも認識していたため、セントラルドーム付近地下ではなく、その南沖合に浮かぶ「ガル・ダ・バル」と名付けられた孤島にて行われていた(と言うよりは、その島全体がラボの隔離研究施設となっていた。もっとも、その程度の物理的距離は何ら安全を確保するものではなく、単に市民からの隠蔽を目的としていただけだったが)ので、オル・ガはガル・ダ・バルへと移され(実はそれ以前に既にオル・ガは闇フォトンの侵食を受け始めていたのだが)、島全体がオル・ガの管理下に置かれると共に、そのコアは培養中の「D型細胞実験体」(つまり、フロウウェン)に埋め込まれた。
 一方、カル・スもダークファルスとボル・オプトによる侵食を受けていたが、侵食がコアに達する寸前にエリ・パーソンがそのAIコアのバックアップを取る事に成功し、それは後にパイオニア2のラボにて培養される事になった。
 その後、カル・スは兄弟とも言えるボル・オプトとオル・ガが闇の力に捕らわれて人々を苦しめている事に心を痛め、その一因は自分達AIの未成熟さにあると考えるようになった。そして、自らの記憶や意識にはさらなる整理や成熟が必要だとも考え、低レベル活動モード(人間で言うならば「睡眠」)へと移行した。
医学用語
「皮膚硬結」
カレン
 ・グラハート
KAREN



FNL
(V1)

RML
WHITILL  外宇宙軍第32師団「WORKS」の残余としてパイオニア2に駐留している第192小隊(「カレンの女狐隊」)の小隊長で階級は少尉。レオ・グラハートの娘であり、"絶世(マーベル)"の二つ名も持つ(「絶世の美女」という意味だとも言われているが、定かではない)。ハンターズ登録もしている。
 軍組織に所属していながら、父親であるレオの意志に基づいて行動し、自らの小隊もそれに従わせる事が多い。ただ、個人的に疑問を持った場合は、それから離れたような単独行動を取る事もあるが、その場合でもギリアムと共に行動する事が殆どである。
 軍と関係の薄い行動を取る時は、二つ名の"絶世"を語りつつハンターとして行動する事が多い。また、正体を偽るためか、FNLの姿をしてパイオニア2内を徘徊している事もある。
 自分の美貌にもそれなりの自信を持っている。軍務中でも真っ赤な口紅を引いているし、FNLの姿をしている時には大きく胸元のくれた服を着ていたりもする。その手の派手な姿を披露するのも、実は嫌いではない。
作曲家
カレン・ハチャトゥリアン
カントナ
CANTONA
FNM
(V1)
REDRIA 俳優
エリック・カントナ
ギゼル
GIZEL


HMR WHITILL  武器コレクターとして(一部では、「武器フェチ」として?)知られているが、実際にハンターとしてラグオルで見かける事も少なくない。しかし、古い(もしくは、「安い」)武器を粗末に扱う事はせず、逆に大事に(しかも、実戦で)使っていたりもする。
 自分の主義を主張するためには詭弁も辞さないが、それは自信の無さの裏返しであり、主張する理論は半可通っぽかったり、穴が有ったりが少なくなく、そこを突かれた論戦になると途端に脆い。
 そうした心の脆さを突かれ、「淵より来るもの」にてダークファルスの思念波の干渉を受け、精神崩壊を起こした末にダークファルスに吸収された。
サイフの紐
グラン・スコール号
淵より来るもの
バレエ
「ジゼル」
ギリアム
GILLIAM


RCT GREENNILL  軍属であるアンドロイドだが、軍でよく使用されているスレーブ型のアンドロイドとは異なって、完全独立型AIを装備しており、所謂人格も存在する。また、正規の軍人であり、外宇宙軍第32師団「WORKS」の残余としてパイオニア2に駐留している第192小隊(「カレンの女狐隊」)の小隊長であるカレン"絶世"グラハート少尉の補佐役である小隊軍曹に着任している。階級は曹長。
 非番の時は、正式に軍部から許可を取って、自らの技能向上などの目的もあってハンターズとしての依頼を受けたりもしている。また、カレンに絶大な信頼を寄せ、彼女からも信頼されているため、カレンの個人的な探索に同行する事も多い。
悪魔の食物 映画監督
テリー・ギリアム
キリーク
KIREEK

HCT BLUEFULL  「ブラックペーパー」メンバー。「ブラックペーパー」内ではスイーパー(始末屋:裏世界では「ハウンド(猟犬)」とも呼ばれる)の役目をしている。レオ・グラハートの父親を暗殺したのも彼である。裏世界では「黒い猟犬」の異名で知られているが、実際には「黒い猟犬」本人ではなく、事実上の影武者である。
 もともと殺戮用として製造されたアンドロイドであり、性格的にも攻撃的である。そのため、ラグオル降下後の早い段階でダークファルスの思念波の影響を受け、精神崩壊を起こし、「ブラックペーパー」上層部の命令からも逸脱するほど暴走し、無差別に殺戮を繰り返していた。
 「淵より来るもの」において戦死。
戦いのいしずえ
帰らずの滝
ブラックペーパー
淵より来るもの
梵字
「阿弥陀如来」等
クリス
CHRIS
HMR
(V1)
ORAN バレエダンサー
クリストファー・ソーンダース
クリス
 ・パートン
CHRIS

HNL ORAN  総督府保安部に勤務しており自らもハンターではあるが、自分から動くよりも部下や雇ったハンターズの指揮をする事の方が多い。美人で(本来は)優しい性格ではあるが、職務の関係上で高圧的な口調になる事が多く、特務エリアの男性陣の中でも彼女の評価は二極化している。
 「セントラルドームの炎渦」において一部ラボスタッフの暴走を危惧した彼女は、保安部、及び、上層部にラボの査察を進言した。しかしその直後、彼女が複数の男性ハンターズに強姦されるという事件が起き、彼女は(見掛けや言動そぐわず、それまで処女であったのだが)処女を失い、そのショックでひどい鬱状態になり、保安部も辞職した。
 強姦事件は「セントラルドームの炎渦」において依頼を受けた一部男性ハンターズが、彼女の高圧的な態度に腹を立てた仕返しとして犯行に及んだとされたが、実際には、ラボに対する査察がその研究と軍の計画に影響を及ぼす事を危惧したサコンの差し金による犯行である。
セントラルドームの炎渦 ゲーム
「バーニングレンジャー」
クロエ
 ・ウェインズ
KROE

HNL PINKAL  アナの双子の妹で、ハンターズ失踪事件被害者の関係者を装っていたが、実は首謀者であり、パイオニア2における「ブラックペーパー」の上級幹部。同じく最高幹部であるミラローズの意思に従って動く事が多い。
 孤児であったこの双子の姉妹は、幼い頃に「ブラックペーパー」に拾われ、潜入工作員としてのエリート教育を受けた。パイオニア2内で彼女が「ブラックペーパー」のメンバーである事を知っているのは、ミラローズを除けばアナとスウだけである。
 「ライオネルのメール」においてドロンボーが下手を踏んだため、それに対する追及が「ブラックペーパー」本体に及ぶ事を危惧した彼女は、自ら罠を仕掛けドロンボーの件に関して追求をしそうなハンターズを誘いこんだ(もっとも、ハンターズを罠に掛けて強奪した装備品や、殺害したハンターズの臓器  アンドロイドの場合はパーツ  を裏ルートへと流したりして利益を上げるのは、「ブラックペーパー」としては日常的な事である)。
 しかし、それにおいても逆に部下が倒されてしまい、かえって「ブラックペーパー」に対する追及が厳しくなりそうな状況になったので、彼女は「蜥蜴の尻尾切り」を行なう事とし、実際に(表向きの首謀者の)ムージョと(過去に派手に下手を踏んだ)ドロンボーを警邏隊に突き出して、事態を収拾しようとした。
 なお、「ブラックペーパー」において、彼女がアナの変装をしていたためにメンバーにバレなかったように言っているが、実際には、途中で本物のアナとすり代わっていた。彼女のメールと実際の言動に矛盾が有るのは、そのためである。
 「ブラックペーパー」の組織本体は決して大きくはないが、その後ろ盾としては(表向きに支援を公言している訳ではないが)母星コーラルの10ヶ国連合を初めとした同盟側全体が存在しているので、組織自体が壊滅するという事も有り得ない。また逆に、そうした大きな後ろ盾がなければ、裏ルートを利用した危険なビジネスは出来ない訳だ。
帰らずの滝
ブラックペーパー
小説
「ダフニスとクロエ」
ゲキガスキー
GEKIGASKY

RMR GREENNILL  「ブラックペーパー」のメンバーでスウの部下であるが、その実体は「ブラックペーパー」上層部の意向を受けた潜入工作員であり、逆にスウの行動を監視している。
 任務上の関係でスウを監視し続けていたが、恒常的に情交を持ち、自分の事を色々と気遣ってくれるスウに対して徐々に恋愛感情のようなものを持つようになってきていた。
 しかし、スウが「ブラックペーパー」から足抜けしようとしているのを知った時、非情にも任務を優先させた。スウを捕らえて大量の薬物を投与して薬物中毒にし、「ブラックペーパー」の男達のなぐさみもの(性奴隷)にした。
帰らずの滝
ブラックペーパー
オスト博士の研究
アニメ
「オタスケマン」
ケン
KEN
RCT
(V1)
SKYLY 元ソニックチーム
森本兼次郎
サコン
SAKON

HMR VIRIDIA  外宇宙軍第32師団「WORKS」の第196小隊第1分隊の分隊長である軍曹で、所謂「狂信者」(軍計画急進派の士官ら)に属する一人。たかだか下士官なのにも関わらず態度が大きく、笑い方も下品なので、多くの部下にも嫌われている。
 レオ・グラハートを崇拝し、軍の計画を早急に進める事だけがレオに対する忠誠だと思っている。しかしながら、レオ自身は軍の計画を進める事に懐疑的になってきており、彼とレオの考えが乖離してきている事には気がついていない。
 上層部に無断で、そして秘密裏に、わずかな部下や同僚と特務部隊(表向きは、「遺跡調査隊」と称していた)を編成し、計画の強行を目論んだ。そのために、制御が不安定になっていたウルトを連れ出し、統合型武器管制システムの試験稼動を行なおうとした。しかしながら、機器や技術、準備の不足に加え、ウルトが試作機であり、未だ充分なキャパシティを持っていなかった事等も加わり、結果としてウルト自体をダークファルスの思念波に乗っ取られ、暴走をさせる結果となった。
 ウルトの暴走を含めた計画の失敗に伴って、遺跡の一部崩落を引き起こし、彼は部隊を見捨てて一人で脱出した。そして、アッシュやナジャ等のハンターズに調査隊の救出を依頼した。
 事後に彼は(「既知の危険事実を意識的に隠蔽して調査依頼を行なった」件について)刑事提訴されているが、その起訴が行なわれるより先に、軍事法廷に起訴された。そして、その起訴された13の罪状(「上官命令違反」、「上官命令遵守違反」、「報告義務違反」、「倫理遵守義務違反」、「救助義務違反」、「クリス・パートンに対する強姦教唆」等)全てについて有罪と認められ、絞首刑に処された。また、死刑執行後の死体は転換炉に投入されたため、既に存在しなくなっている。
鋼の魂 民話
「右近・左近」
シシル
 ・パティス
CICIL



FML REDRIA  婚約者のアルバートが全く頼りにならないフリーアルバイターであるために、二人の結婚資金を貯めるためにひたすらハンターズギルドに登録された依頼等をこなしてきたが、焦りのあまりゴリ押しでの探索を繰り返していたためのメイトの過剰摂取によって、結婚資金が充分になった頃にはひどく太ってしまった(メイト系の薬物はスロードラッグの一種であるため、過剰摂取すると肉体老化や肥満などの副作用が出る)。
 一方でアルバートは彼女を神聖化しているため、太った彼女を本人と認識できないほどであったので、彼女はダイエットを決意した。もう一方、彼女自身の肥満の認識は、お気に入りのフォース帽が被れなくなった事であり、ダイエット成功後は再びその帽子を被っている。
 なお、この時代の結婚披露宴においては、実況露見(初性交を立会い人の前で行ない、処女の証である破瓜血を確認させる事)が行なわれるのが一般的であり、実際に彼女もその結婚披露宴において披露宴参加者の前でアルバートと性交を行ない、破瓜血を流している。
消えた花嫁 映画
「眺めのいい部屋」
紫乃
SHINO

RCL PINKAL  ミヤマ家に3代に渡って使えているアンドロイドであるが、換装を繰り返しているため、何ら最新型のアンドロイドに劣る所は無い。彼女自身は外装のみを換装しているように言っているが、内部も大幅に換装されている。また、製造時はスレーブ型のアンドロイドであり、自律性の低いAIコアを搭載していたが、それも換装されて完全自律型のAIコアとなっている。にも関わらずスレーブ型のように振舞っているのは、単に彼女のAIがそういう自律判断をしているからに過ぎない。また、フロウウェンとも知り合いである。
 彼女は人工皮膚を装着しているが、これはゾークが行わせたものであり、その当時は違法行為であった(「アンドロイドの人工皮膚着用禁止に関する法律」)。しかしながら、政府は名士であるゾークがそれを行ったことに(下手に処罰を行なうと、民意を敵に回しかねないため)苦慮し、法律にいくつかの例外規定(以下の3項目全てに該当する場合を例外とする。1.ハンターズ登録を行っている。2.体表面積の90%以下である。3.発汗機能が無い。)を付ける事で追認する事とした。
 また、ゾークは彼女に対して人工皮膚の装着と共にセクサロイド機能の付加も行っており、これによって彼女を公私共にパートナーとし、恒常的に情交を持っていた。
 「ハンターの右腕」においてゾークが戦死した際、その傍らにおいて彼女は自らの意志で全ての機能をシャットダウンした。その後、ゾークはダークファルスに吸収されたが、彼女は「ブラックペーパー」によって回収された。その際、彼女のAIコアは既に自己崩壊を起こしており(そのために、ダークファルスによる吸収を免れた可能性が高い)、そのままアンドロイドとして再生させる事は不可能であったが、超高級な人工皮膚を使用している事と、セクサロイド機能があった事により、「ブラックペーパー」は彼女をセックスドールとして闇ルートでの販売を行なおうとした。すると、名士ゾークの片腕として有名な彼女なだけに、引き取りたいという申し出が殺到し、最終的に好事家が非常な高額で買い取った。
ハンターの右腕 バレリーナ
森志乃
ジャンカルロ
 ・モンタギュー
MONTAGUE


FNM YELLOWBOZE  まだ若いにも関わらず、オスト博士と肩を並べる当代きっての天才科学者。生体工学が専門ではあるが、武器工でもあり、電子機器の扱いにも長けている。なお、彼の使用する武器は一見するとブリンガーライフルのように見えるが、実は彼が自身専用に製作したブリンガーハンドガンである。
 軍からの依頼を受けて、珪素系生体コアを利用した統合型武器管制システムの研究/作成をしていたが、彼自身の興味は研究の可能性についてのみで、武器管制や軍への協力というのは興味の無い事であった。しかしながら、システムが現実に発動するに至って、それがあまりにも危険で反人類的行為であるのを認識し、この研究を凍結する事にした(彼の頭脳無しでは、少なくとも暫くは、この研究は進行しないであろう、という事である)。
 彼はこの武器管制システムのインターフェースとして使用するために、2体のアンドロイド、ウルトとエルノアを製作している。彼はそのどちらに対しても、研究上の役目を越えた愛情を持って接していた。しかし、ウルトの方は試作機であり、小規模実験を越える運用には耐えられないため、保存カプセル内でAIの培養を行ないつつ、改良を重ねていた。そのため、実際に彼と行動を共にするのはエルノアの方が遥かに多く、恒常的に情交も持っていた。
オスト博士の研究
閉ざされた扉
博士の密かな欲望
鋼の魂
明日の代価
演劇
「ロミオとジュリエット」
シンタロウ
SHINTARO
FNM
(V1)
REDRIA 元ソニックチーム
畑信太郎
スウ
SUE


HNL ORAN  「ブラックペーパー」メンバーであり、実は(一般にはキリークの事だと思われているし、彼女自身も他人であるかのように語っているが)「黒い猟犬」本人。「ブラックペーパー」内では実働部隊のリーダー的存在であり、フィクサーとしてクロエと連絡を取れる唯一の立場でもある。
 姐御肌の気質によって部下に(「姐さん」と呼ばれて)慕われているが、それに加えて肉体的魅力によって部下を支配している。そのため、ゲキガスキー、トンズラー、トボッケー、ドロンボー、ムージョらと恒常的に情交を持っている(他にも、「ブラックペーパー」にバーニイを誘い込もうとして一回だけ情交を持った事もあった)。中でもゲキガスキーが彼女のお気に入りであり、「ブラックペーパー」において蜥蜴の尻尾切りが実行されそうになった際に、その渦中に巻き込まれないように現場から遠ざけていた。しかし実はゲキガスキーは、「ブラックペーパー」上層部の意向を受けてスウの行動を監視する潜入工作員である。
 彼女が「ブラックペーパー」にいるのは、それ自体に愛着が有る訳ではなく、軍が進行している作戦に個人的興味と不安があるためで、「ブラックペーパー」にいる事によってその真相により近寄り易くなるだろうと考えていたからである。
 モンタギューによって軍の計画が一旦頓挫してから暫く後、彼女は「ブラックペーパー」から足抜けしようとしたが、それをゲキガスキーに見透かされ、大量の薬物投与をされて薬物中毒となり、「ブラックペーパー」の男達のなぐさみもの(性奴隷)となった。
帰らずの滝
ブラックペーパー
オスト博士の研究
閉ざされた扉
鋼の魂
小説
「スゥ姉さん」
ステファノ
STEFANO


HCT YELLOWBOZE  パイオニア2のハンターとしてはかなり古株なため、ハンターズ内では顔は広く、知識もかなりのもの。ただ、現在では積極的に探索に出る事はあまりなく、悠悠自適なハンター生活を送っている。
 しかしながら、自分も必要とされる決戦が遠からずあるとも予感しており、ハンターとしての腕が落ちないように鍛錬は怠っていない。
ラグオルの大地主
帰らずの滝
グレイブ家の執事
ラッピーの休日
聖書
ゾーク
 ・ミヤマ
ZOKE

RMR BLUEFULL  レンジャーでありながら刀での戦闘を得意とし、「豪刀」の二つ名で知られる。ドノフやフロウウェンとも親友である。しかしながら、有名になってからの戦歴は、偏にその手にした3本の妖刀(カムイ、ヤシャ、サンゲ)によるものに過ぎず、実際の彼自体の戦闘能力は日を追うに連れて落ちていっていた。
 表向きは堅物と思われていたが、シノを公私共にパートナーとし、恒常的に情交も有った。探索の際にも常にシノを同行させていたが、最後の探索となった「ハンターの右腕」においては、シノをパイオニア2に残しバーニイと共にラグオルに向かった。これは彼が、闇属性フォトンによる汚染の可能性を恐れていたからだが、実際には彼が手にした3本の妖刀がダークファルスの思念波に共振して大量の闇属性フォトンを吸収してしまい、それによって彼自身が狂気に囚われてしまった。狂乱した彼はバーニイに瀕死の重傷を負わせた挙句、亜生命体に囲まれて致命傷を負った。
ハンターの右腕 映画
「ベティ・ブルー」
ソコン
SOKON
HMR
(V1)
PURPLENUM  ウコンがHMRの姿で活動する時の別名。 民話
「右近・左近」
タイプI
TYPE:I

RCL
(V1)
BLUEFULL  軍で標準採用されているスレーブ型アンドロイドの一種で、ライフル系武器を標準装備とする。命令/プログラム下の行動、及び、自己防衛行動以外の自律行動は許可されておらず、所謂人格も存在しない。
 主に人員の不足している作戦地域や、人的損害の大きい部隊への臨時補充として使われるが、軍の計画している統合型武器管制システムの試験用スレーブとしても使用されている。
 なお、セクサロイド機能も持っているため、軍の前線で女日照の場合等に男性兵士の性欲処理用に使われる事も多い。
 後のルーラ、及び、同型のRCLは、このタイプのRCLに自立型AIを組み込んだものである。
ハウジングタイプ
タイプO
TYPE:O

RCT WHITILL  軍で標準採用されているスレーブ型アンドロイドの一種で、ライフル系武器を標準装備とする。命令/プログラム下の行動、及び、自己防衛行動以外の自律行動は許可されておらず、所謂人格も存在しない。
 主に人員の不足している作戦地域や、人的損害の大きい部隊への臨時補充として使われるが、軍の計画している統合型武器管制システムの試験用スレーブとしても使用されている。
 「淵より来るもの」では、サコン麾下の一体が破壊され、ダークファルスに吸収されている。
ヒミツの届け物
淵より来るもの
鋼の魂
ハウジングタイプ
タイプW
TYPE:W

RCT ORAN  軍で標準採用されているスレーブ型アンドロイドの一種で、ショット系武器を標準装備とする。命令/プログラム下の行動、及び、自己防衛行動以外の自律行動は許可されておらず、所謂人格も存在しない。
 主に人員の不足している作戦地域や、人的損害の大きい部隊への臨時補充として使われるが、軍の計画している統合型武器管制システムの試験用スレーブとしても使用されている。
ヒミツの届け物
鋼の魂
ハウジングタイプ
タイプV
TYPE:V

RCL
(V1)
REDRIA  軍で標準採用されているスレーブ型アンドロイドの一種で、ライフル系武器を標準装備とする。命令/プログラム下の行動、及び、自己防衛行動以外の自律行動は許可されておらず、所謂人格も存在しない。
 主に人員の不足している作戦地域や、人的損害の大きい部隊への臨時補充として使われるが、軍の計画している統合型武器管制システムの試験用スレーブとしても使用されている。
 なお、セクサロイド機能も持っているため、軍の前線で女日照の場合等に男性兵士の性欲処理用に使われる事も多い。
ハウジングタイプ
タクヤ
TAKUYA

HMR
(V1)
BLUEFULL  義勇感の強いハンターだが、残念ながらそれに見合う腕が無い。度々仲間を助けようとして事件に飛び込んで行くが、その度毎に危険な目に遭っていた。本人はそれを気にせず繰り返していたが、ついにはそれで命を落とす事になった。
 「淵より来るもの」において戦死。ダークファルスに吸収された。
淵より来るもの
セントラルドームの炎渦
小説
「イノセントワールド」
タチバナ
TACHIBANA
HMR
(V1)
PINKAL  サコンが別名で活動する時の姿。 民話
「右近・左近」
ダッチ
DACCI

RMR VIRIDIA  根はそれほど悪くない人間だが、ついついズルい考えに走ってしまう。そのせいか、あるいは、生まれつきの運の無さのせいか、受ける依頼も貧乏籤が多い。
 そうした心の隙を突かれたのか、「淵より来るもの」にてダークファルスの思念波の干渉を受け、精神崩壊を起こした末にダークファルスに吸収された。
鋼の心
グラン・スコール号
淵より来るもの
映画
「わが望みのすべて」
ドクターD
Dr.D

FNM REDRIA  ラボスタッフで、生物遺伝子研究所の急進派の一人。闇属性フォトンの侵蝕を利用した寄生型遺伝子操作薬(その実体は、生体兵器製造のための薬物)の試作品の効果を試そうとしてラグオルに降り、ヒルデルト数体に薬品を注入したが、結果としてそのヒルデルトは強靭/凶暴化し、制御不能となっただけだった(しかしながら、生体兵器の製造という観点から見れば、半分は成功であった)。
 彼は自らの行為を悔いたが、重傷を負い、救出はされたものの半身不随となった。
セントラルドームの炎渦 論文
「Neophasieの生成機序について」
ドノフ・バズ
DONOPH

HMR REDRIA  元軍属で、フロウウェンとも親友。かつては勇名を馳せたが、退役後の衰えは隠せない。ただ、本人はそれを認めたくなく、武器も戦術も時代遅れとなっているにも関わらず、現役と信じて疑わなかった。
 体調を崩してメディカルセンターで療養していたある日、イモージェン(しかし、彼はイモージェンの存在を知らないため、アリシアだと思っている)から暗に彼の余命が長くない事を伝えられ、戦場で果てる事を決意した。しかし、実際には彼の病気は単なる生活習慣病であり、きちんと療養していれば致命的なものではなかった。そしてそれは、彼の存在を快く思っていなかったイモージェンによる謀殺であった。
隠居ハンター 女優
ドノフ・リーズ
トボッケー
TOBOKKE

HMR ORAN  「ブラックペーパー」のメンバー。あまりオツムが良い方ではなく気性も荒いため、主に荒事担当なのだが、戦闘の腕もさほどではなく、痛い目を見る事も少なくない。
 それでも仕事に勤しむのは、頑張ればスウが情交させてくれるため。三度の飯よりもスウの口戯が好き。
帰らずの滝
ブラックペーパー
アニメ
「ゼンダマン」
ドロンボー
DORONBO

RMR GREENNILL  「ブラックペーパー」のメンバーで、スウと情交有り。非合法入手したアンドロイドパーツ等の闇取引等を得意とするが、分解されたライオネルのパーツを違法に(ラグオル上で拾って)入手して売り払おうとした時に下手を踏み、その際に警邏隊以外にもクロエに目を付けられていた。そして、「ブラックペーパー」の蜥蜴の尻尾切りが行われた時には、クロエが自ら手を下して警邏隊にハンターズ失踪事件の首謀者一味として(ムージョと共に)引き渡された。
 その後、収監されて懲役中に事故に遭い、半身不随の寝たきり状態になったが、この事故も実は、「ブラックペーパー」に内通している刑務隊関係者の仕組んだ事である。
ブラックペーパー
ライオネルのメール
アニメ
「ヤッターマン」
トンズラー
TONZLAR

HMR PURPLENUM  「ブラックペーパー」のメンバー。RMRの姿をしているが、実際にはHMR。
 荒事の最前線での仕事が多いため生傷が絶えないのだが、良い働きをすれば「姐さん」と慕うスウが情交させてくれるので、それだけを楽しみに仕事を頑張っている。
帰らずの滝
ブラックペーパー
オスト博士の研究
アニメ
「ヤッターマン」

NAKA
HMR
(V1)
BLUEFULL  元社長。 元ソニックチーム代表取締役
中裕司
ナジャ
NADJA

FML
(V1)
VIRIDIA  フォースとしてはそこそこの腕があり、生まれつき人が良い。良く言えば面倒見が良く、悪く言えばお節介。他人が困っているのを見ると、ついつい手助けしたくなるが、それによって厄介事に巻き込まれたりするのは日常茶飯事。本人の身に危険が及ぶ事も度々あった。そして、最期はそれが原因で最悪の事態に導かれる。
 「鋼の魂」においてサコンによって遺跡調査隊の救出を依頼されたが、「淵より来るもの」においてダークファルスの思念波の干渉を受け、精神崩壊を起こした末にダークファルスに吸収された。
淵より来るもの
セントラルドームの炎渦
鋼の魂
小説
「ナジャ」
ノル
 ・リネイル
NOL



HNL BLUEFULL  ジャーナリストではあるが、ラグオルの真の姿に対する興味が抑え切れず、自らラグオルに降りて調査をしようとする。本人の口ぶりでは、ハンターの姿をしているのは偽装のように言っているが、実際には正式にハンターライセンスを申請し、取得している。但し、本人が言うように、「戦闘は素人」なのは本当。また、事後にライセンス申請時の登録内容の一部に虚偽が発覚したため、その時点でライセンスは取り消されている。
 後にラボスタッフの再編に伴って、それに応募し、スタッフとなっているが、これも実際にはラグオルの真実を知るための潜入取材のようなものであり、本人も本分は未だにジャーナリストであると思っている。
パイオニア2の新聞 俳優
ノル・ドミンゴ
パーディタ
PERDITA


FNL GREENNILL  見た目よりは実年齢も精神年齢も上なのだが、俗っぽい事が大好きで、特に噂話が大好き。但し、自分の興味の無い事に関しては全く関心を示さない。
 極端な楽天家で、パイオニア2自体に切迫した危機が迫っているとは思っていないので、ラグオルの状況等には殆ど興味が無い。専ら女学生のような他愛の無い噂話が好き。エイブラハムとは「他愛も無い話」友達。
黄色いフェイク
悪魔の食物
演劇
「冬物語」
バーニイ
BERNIE


RMR ORAN  若干物覚えは悪い(もっともその半分は、必要以上に厄介事に巻き込まれないためにわざと忘れているのだ)が、義理に厚い。レンジャーとしての腕はそこそこだが、調査員としての評価は高く、ハンターズギルドを介さない個人的な指名調査依頼を受ける事が多い。
 人脈も広く、著名なハンターズとの交流も多い。ブラントの失踪時も、マァサがハンターズギルドに依頼を出すより先に捜索に出た。情報収集のためにスウにも近付いた事が有り、その際に一回だけ彼女と情交を持った。
 「ハンターの右腕」において瀕死の重傷を負ったが、辛くも生還。本人は語らないが、その際の戦闘不能となった切創は、ダークファルスの思念波に共振して闇属性フォトンを大量に吸収してしまったカムイ、ヤシャ、サンゲの3本の妖刀に精神を狂乱させられたゾークの手によるもの(勿論、ゾーク自身にはその意識も記憶も無い)である。
 ドノフ亡き後はアリシアの身元引き受け人となっているが、本人はアリシアとイモージェンの区別はついていない。アリシアとは恒常的に情交を持っているが、それはつまり、無意識の内にイモージェンとも情交を持っている事を意味している。
グラン・スコール号
帰らずの滝
ブラックペーパー
ヒミツの届け物
心のかたち
閉ざされた扉
ハンターの右腕
隠居ハンター
ゲーム
「バーニングレンジャー」
ハウンド
HOUND
HCT
(V1)
SKYLY  容姿がキリークに似ていた事と、名前が「ハウンド(猟犬)」であった事によって、キリークが「黒い猟犬」であると世間一般に誤認させる原因となった張本人。但し、キリークとは完全に別人だし、当然ながら本人には全く悪気は無い。 アニメ
「トランスフォーマー」
パガニーニ
PAGANINI

HNM BLUEFULL  かなりの資産家であり、ラーバンダッドの父親。母星コーラルにいる時から各種団体に資金援助を続けており、それによって社会的地位も得ている。但し、本人は政治的な興味は無く、枢軸側、同盟側、軍、ラボ、「ブラックペーパー」等、あらゆる団体に(ほぼ見境無く)資金援助(献金)をしている。
 団体側としては他の団体へ資金援助を行うのは気に喰わない事なのだが、それについて彼に文句を言う事は、逆に自団体への資金援助が打ち切られる危険性が有るという事なので、どの団体も口を出せないでいる。
 それどころか、各団体からは表立っては流通出来ないような品物を見返りとして受け取っており、それを欲しがるハンターズや一般市民に転売し、さらに資産を増やし続けている。
 なお、ラーバンダッドが名前を偽っている事は知っているが、家名に無駄に不名誉を被りたくないため黙認している。
作曲家
ニコロ・パガニーニ
ハセ
HASE

HMR
(V1)
WHITILL  生来の慌てん坊で、本人も訳が判らない内に危険な状況に置かれている事も少なくない。にも関わらず、今まで大怪我をした事が無いのは、これも生まれついての強運のせいかも知れない。 セントラルドームの炎渦 漫画
「酒場ミモザ」
バレッタ
VALLETTA

RNL
(V1)
PINKAL  ハンターの姿をしているが、実はレンジャーで、レイニュエール。レンジャーである事からもわかるように、ニューマンとしては卓越した巧緻性の持ち主ではあるが、実はヒューマンとの混血でもあるのがその理由ではないかと思われ、その才能に注目したラボが、極秘に監視対象としている。
 前向きな性格で、どんな苦境でもユーモアを忘れないが、時にそれが行き過ぎ、周りの人間に不快感を催す事もある。但し、本人に悪意が有る訳ではないので、すぐにそれに気が付いて取り繕おうともする。
グレイブ家の執事
セントラルドームの炎渦
俳優
ビル・バレッタ
ヒースクリフ
 ・フロウウェン
FLOWEN
HMR WHITILL  パイオニア1の前陸軍副司令官にして、「白髭公」の二つ名を持つ。アリシアの育ての親で、ゾークやドノフとも親友。リコからは師として慕われていた。本来の階級は少将だったが、前線での指揮が多いために特別降格して特務大佐となっていた。
 彼自身は同盟寄りの人間ではないため、事実上同盟側の船であるパイオニア1への乗船を度々拒否していたが、リコが乗船する事や、アリシアやゾーク、ドノフらを自分の代わりに乗船させて危険に遭わせたくはないという思いから、最終的には乗船に同意した。
 ラグオル上でパイオニア1陸軍が亜生命体と接敵して以降、対亜生命体討伐の陣頭指揮を執っていた。しかし、第一次ダークファルス討伐戦で負傷した際に闇フォトンの侵食を受け、自身の体細胞がが徐々にD型細胞化していった。
 彼自身はダークファルスを始めとした惑星ラグオルのあまりの危険性を認識し、パイオニア2の計画中止をコーラル本星政府に送る事を進言したが、パイオニア1政府上層部はこれを拒否した。しかし、彼がD型細胞の生体寄生培養の実験体となる事を交換条件に政府がこれを認めたため、彼はオスト博士の下で政府公認の実験体となった。
 だが、実際にはパイオニア2計画中止の進言も、政府が行うと約束していた「死亡の発表と本星に残してきた娘や友人へのメッセージ」(このメッセージは、後にパイオニア2のハンターズによって、ダークファルス勢力のコントロール下にない独立コンピュータから回収された)も実際には行われておらず、(後に彼自身も知る事だが)彼は完全に騙されていた事になる。
 実験体となった彼はセントラルドームの南にある孤島(その実態は、島と周辺域全てがパイオニア1の極秘巨大ラボ)ガル・ダ・バルに移送され、そこでオスト博士やグレイブ博士夫妻の手によってAIのオル・ガを埋め込まれ、実験コードγ119(「γ」は人造D型細胞生命体の完成形を意味する)とも呼ばれるオルガ・フロウとなった。
 建前としてはダークファルスに対抗する手段としての生物兵器として作り出されたオルガ・フロウだったが、その最終目的は、単にダークファルスを倒すためのものではなく、同盟側が枢軸側に対して圧倒的有利な状況を作り出すための最終兵器であった。
 しかし、実際にはオル・ガは既に闇フォトンで汚染されており、単に制御不能の生物兵器を作り出したに過ぎなかった。ただ、その状況下でもフロウウェンの意識は微かに残っており、オル・ガの能力の一部を利用することによってガル・ダ・バルのプラント内のコンピュータを介してメッセージを発信していた。
 オルガ・フロウとなった彼は、ダークファルスの思念派を通してリコがダークファルスに囚われた事を知ったが、その微かな意識の中で、リコがパイオニア2のハンターズによって救い出され、そのリコによって自分が倒される事を望んでいた。
演劇
「嵐が丘」
ビーピー
BP
FML
(V1)
REDRIA ボーイスカウト創設者
ベーデン・パウエル
ビビアン
VIVIENNE
FNL
(V1)
SKYLY バレリーナ
ビビアン・ローレイン
ベイロン
BEIRON
RMR
(V1)
ORAN モデル
ベイロン・アンダーソン
ボガード
BOGARDE

RMR
(V1)
VIRIDIA  礼儀正しいレンジャーではあるが、アナに会った時、その頼りなさ(実は、アナの演技なのだが)が気になり、世話を焼いている内に惹かれるようになった。その後、情交を持ち、恋人となった。
 しかし、恋人なのは確かだが、実はアナが彼を監視するために接近したのには気が付いていない。
セントラルドームの炎渦 俳優
ハンフリー・ボガート
ホプキンス
HOPKINS

FNM
(V1)
VIRIDIA  腕はそれなりだが気弱な性格で、見える物よりも見えない物を恐がるタイプ。
 ラーバンダッドのせいで本人の知らない間に悪評がつのっている。悪評のお陰で指名依頼も減る一方だが、本人は訳が判らず困惑気味。もっとも、その気弱な性格からすると、ラーバンダッドの仕業だと判ったところで、何も出来ないかも知れないが……。
グレイブ家の執事 俳優
アンソニー・ホプキンス
マーベル
 ("絶世")
MARVEL
RML PINKAL  カレン・グラハートが二つ名を語ってハンターとしての行動を取る時の姿。 漫画
「ミス・マーベルの素敵な商売」
マァサ
 ・グレイブ
MATHA

FML BLUEFULL  両親とも高名な科学者であるグレイブ家の一人娘。基本的に我侭ではあるが、(良い悪いは別とすれば)どちらかというと育ち(家系が裕福であるため)の問題であって、本人に悪気は無い。
 両親はパイオニア1へ招聘され、乗り込んだ(しかし、要請された研究の内容に疑問を感じ、政治的にも中道からやや枢軸寄りであったため、数回に渡り拒否を行なったが、最終的には娘を同行させない事を条件に、殆ど強制的に徴用された)が、ラグオル上において事故死したと記録されている。しかし、実際には、研究内容に反発した夫妻が造反を起こしたため処刑されたというのが真実である。
 後に、その財産目当てのラーバンダッドが身元引き受け人となったが、両親に加えて執事のブラントまで失った寂しさから、ラーバンダッドと情交を持ってしまい妊娠、さらにその後、結婚して出産もしている。
グレイブ家の執事 小説
「秘密の花園」
マデリーン
MADELEINE
HNL
(V1)
PURPLENUM 歌手
マデリン・ペルー
マラカ
MARACA

HMR
(V1)
GREENNILL  本職はマラカス奏者という事になっているが、その実態は、総督府の特務を負ったハンターである。
 デ・ロル・レとの戦闘中に重傷を負い、記憶喪失となった。その時に持っていたマラカスも無くしてしまうが、何故か自分はマラカス奏者であるという間違った記憶のみが残ってしまった。
 無くしたマラカスが記憶を取り戻す鍵になると考えた彼は、ギルドに対してそのマラカスを取り戻してくれるように依頼した。実際にマラカスが取り戻された後に記憶を取り戻したように見えるのだが、それが本当に正確な記憶なのかは定かではない。
 実は、彼のマラカスというのは総督府が秘密裏に開発中であった特殊武器であり、実際に、後に公式に褒賞武器として配給されている。
 総督府はこの(マシンガンに属する)マラカス型武器の実戦テストを彼に依頼していたのだが、指定された実験用フィールドはそれほど危険なものではなかった。しかし、彼はその途中で興味深い物を発見し、それを追う内に依頼を無視して深入りし、重傷を負う事となった。
消えたマラカス キューバ音楽奏者
マラカ
ムージョ
MUJO

FNM
(V1)
PINKAL  「ブラックペーパー」メンバーで、スウと情交有り。主に殺害したハンターズ等から強奪した装備品等を裏ルートで武器屋等へと流す役割をしていた。
 しかしながら、彼がその過程で中間搾取をしていたのにクロエが気が付き、「ブラックペーパー」の蜥蜴の尻尾切りにおいて、ハンターズ失踪事件の首謀者としてドロンボーと共に警邏隊に引き渡されてしまった。
 その後、拘置中に彼は変死してしまうが、これも、「ブラックペーパー」に内通している刑務隊関係者の仕組んだ事である。
ブラックペーパー アニメ
「ゼンダマン」
モーム
MOME




RMR SKYLY  生物学/生態系学/生体工学を専門とする研究者であるが、研究者によくいるようなデスクワーク専門のタイプではなく、フィールドワークも好きで、興味が湧けば、すぐに現場へと自らの足で赴く。現場での実情というのをデスクワークより優先させるので、研究者としてはバランスの取れた良識のある部類。ハンターズ登録もあり、実際にレンジャーでもあるが、さすがに本職という訳ではないので、戦闘は苦手な方。
 ラグオルの生態系、及び、オスト博士の研究に関して非常に興味を持ち、ラグオルにも降り立つが、ハンターに護衛されて辿り着いて目にした実験コードβ772(「β」は人造D型細胞生命体の実用化試験形を意味する)の実験体、つまり、ダル・ラ・リーによって、オスト博士の闇属性フォトンを利用した生体兵器の研究の危険性を体感した。そして、その研究を自分たちで継続する事は手に余ると考え、以後はモンタギューに任せる事にした。
オスト博士の研究
閉ざされた扉
セントラルドームの炎渦
作家
サマセット・モーム
ラーバンダッド
LARVANDAD


HNM BLUEFULL  フォースの姿をしているが、実はハンターで、ハニュームである。但し、ハンターとしての腕前はさほど褒められたものではなく、度々戦闘中に武器を紛失している。その紛失した武器を取り戻すために、やはり度々ハンターズギルドに依頼をしているが、その際、自分のプライドが許さないためか偽名(「ホプキンス」)を使っている。そのため、本物のホプキンスの評判が落ち、ひどく迷惑な事となっている。
 ハンターとしての腕がその程度なので、それ自体はあまり仕事にならず、専ら違法に入手した情報の横流し等で金を手に入れている。
 後に、財産目当てでマァサの身元引き受け人となっているが、さらに後、マァサと結婚して子供まで出来ている。
黄色いフェイク
大地の呼び声
ブラックペーパー
ハンターの右腕
奪われたヒートソード
奪われたアイススピナー
奪われたソウルブレイド
掃討作戦 第一号
掃討作戦 第三号
掃討作戦 第四号
夢幻のごとく 1
夢幻のごとく 2
夢幻のごとく 3
夢幻のごとく 4
聖書
ライオネル
LIONEL

HCT GREENNILL  実力はさほど無いのに、ラグオル上では単独での探索を好む。そのため、度々危険な目に遭っている。それも、バラバラにされたり炎上したりという、半端ではない程度。それでも(アンドロイドでなければ、とうに死んでいるだろうが)生きているのは、単に運が良いとしか言いようが無い。 ライオネルのメール
セントラルドームの炎渦
歌手
ライオネル・リッチー
ラクトン
 ・ペッカリー
RACTON

HMR PINKAL  強欲、かつ、ケチである事この上ない実業家。儲けるためには卑怯な手段や違法行為も厭わない。ハンターではあるが、そのライセンスを取得した動機さえも、自らの金儲けのため。そのため、ハンターズの多くからは嫌われている。
 これまた強欲で知られる商人のガロンとも友人であり、ガロンをそそのかしたり、また逆にそそのかされてロクでもない事を度々しでかす。
 息子はこの父親を反面教師としているため、ラクトンと比べればしっかりものではあるが、この父親の暴挙を止めるには至っていない。
ラグオルの大地主
セントラルドームの炎渦
有機化合物

哺乳類
「ヘソイノシシ」
リコ
 ・タイレル
RICO TYRELL

HML WHITILL  コリン・タイレルの娘。その実の産みの親はミラローズではあるが、これに関しては、本人は元より、コリンも知らず、ミラローズさえもその産んだ子供がリコだとは知らない。
 科学者にしてハンターではあり、どちらの実力も確かではあるが、マスメディアによって人気を煽られたため、過剰評価されているきらいはある。これは、枢軸側の人間である彼女の人気を煽る事によって、同盟側や軍の活動から目を逸らさせる目的を持って、計画的になされた事である。
 彼女がパイオニア1への乗船を許されたのも、そのあたりに目的がある。本来なら枢軸側の人間である彼女をパイオニア1に乗船させるのは、同盟側や軍の計画を進行させるのに障害になる危険があるが、敢えて彼女の人気を煽り、枢軸寄りの民間人の意識を逸らすためであった。事実、彼女ほどの実力がありながら、ラボのいかなるプロジェクトにも、軍の関わるいかなる探索にも招聘されなかったのが、その証拠ともいえる。
 パイオニア1の壊滅後、孤立無援となった彼女は単独で遺跡に侵攻するが、その途中で肉体的、精神的に大きなダメージを受けてダークファルスに吸収された。しかしながら、その意識は完全に吸収されてはおらず、ダークファルスの内なる抵抗として逆にダークファルスの完全な復活を阻害していた。闇の破壊神であるはずのダークファルスが、その時点で必ずしも極端な破壊性、破壊力を持っていないのは、そのためである。
 その後、ダークファルスは不完全体のまま倒され、彼女の意識体は開放され、フォトンによって再構成された彼女の肉体へと戻った(「フォトンによって再構成された体」というのは必ずしも元の肉体ではないが、元と同じ構成の肉体に元と同じ意識体が存在しているので、事実上、同じ人物という事になる。ワープ元とワープ先の人物が、同一人物として扱われるのと同じ事である)。しかしながら、完全にダークファルスに吸収され自我を失ってしまった他の人々の意識体は開放される事はなかった。
 また、実際に倒されたのはダークファルスの半物理体のみであり、意識体は依然として健在であり、すぐにでも物理体を手に入れての再度の復活を目論んでいた。その意識体は、開放されたはずの彼女の意識体をも持っていた。これは、ダークファルスが彼女の肉体を物理体として取り込もうとしていたのではなく、能力や意識自体を取り込もうとしていた事を意味しており、取り込んでからは(あたかも遺伝子のように)複製していたからである。
 そしてこれは、彼女の意識体をダークファルスが自らの物として消化出来れば、さらに強力な意識体となるであろう事を意味している。また、完全な物理体が形成されたならば、さらには物理体としての複製も行なわれる(つまり、物理体としてのダークファルスが増殖する)であろう事も意味している。
 彼女の名前は本来の出身言語圏からすると男性名である(女性名ならば「Rica:リカ」とすべきである)が、これは父親でありパイオニア2の初代総督でもあるコリン・タイレルが、とある小説の主人公を大変気に入っており、妻の反対を押し切ってその名前を付けてしまったためである。彼女自身は、幼い頃はこれを理由に苛めを受けたこともあり好きではなかったが、やがて自身の活動によってその名を世間に知られるようになってからは(同時に、言語圏に拘らなければ女性名としても別に変な物ではないという理由もあって)、さほど気にしなくなった。
 なお、ハンターとしての資質は、師と仰ぐヒースクリフ・フロウウェンによって開花した部分が大きい。また、一見メッシュを入れているように見える彼女の髪の色だが、実は先天的色素異常によって起きたものであり、本人が意図したものではない。

未来へむかって
小説
「宇宙の戦士」

映画
「ブレードランナー」
リリス
LILITH


FML PURPLENUM  フォースではあるが、本職はどちらかというとプログラマ。プログラマとしてはそこそこ優秀で、仕事も速い。
 物腰は柔らかな方で人当たりはいいが、生来のイタズラ好き。そのイタズラは些細な物からハデな物まで多々あるが、本人には悪意が無いのが周りの人にはかえって迷惑だったりする事も少なくない。
 依頼されたプログラムの仕事が納期より早く仕上がっても、早期納品せずに、納期までプログラムを弄って(イタズラの一環として)隠しコマンドなどの余分なオマケを仕込みたがるという悪癖有り。
 趣味はファッション小物集めで、自分でも身に付けたりもするが、気に入ってくれさえすれば、他人に譲る事も嫌いではない。

黄色いフェイク
グレイブ家の執事
ラッピーの休日
未来へむかって
聖書
ルピカ
RUPIKA


FNL VIRIDIA  もともと孤児のニューマンであったが、母星ラボに引き取られ、非合法の実験素体となった。軍の闇属性フォトン(母星コーラルに落下した隕石に付着していた未知の生命体の細胞  実は、ダークファルスの複製細胞  から発生される『闇の力』の元で、「エモーショナルAI」が開発される元ともなった)を利用した二大計画の一つ、(軍事クーデターを目的とした)炭素体ユニットを媒介とした生体兵器の製造の実験素体となっている。その意味では(程度の差はあれ)オルガ・フロウとも同じような存在でもある。但し、本人は殆どその内容に関しては知らない。また、素体としての存在を保護するために、同盟側(反タイレル派)の名士であるジョーダン家の養女とされた。
 一説には、意識不明となった身寄りの無いニューマンの子供の体に秘密裏に干渉進化型感情装置を埋め込み、統合型武器管制システムの生体インターフェースにしようとしたのだとも言われる。つまり、ウルトやエルノアを使って行おうとしていた計画の炭素隊ユニット版と言える。そして、その反倫理性の高さから、彼女の事を『ネオ=ニューマン』という新たな自然な存在であると主張し、ごまかそうとしたとも言われている。
 外宇宙軍第32師団「WORKS」の残余(実際には、2個大隊=1個連隊程度)としてパイオニア2に乗り込んでいた軍関係者の内、「狂信者」と揶揄される一部の急進派の士官達(片方の大隊長である大尉以下数名)がパイオニア1の同胞との早期接触(つまり、早期のクーデター準備)を図るために彼女を連れて軍用ランチ(内火艇)「サン・バルテルミー号」(表向けは遊覧船「グラン・スコール号」と偽称されていた)でラグオル地表へと向かったが、地表に到着する前にダークファルスの思念波によって彼女の体内の闇属性フォトンが共振、増幅、暴走を起こし、士官達はランチ共々分子レベルで分解されダークファルスに吸収された。
 彼女本人は闇属性フォトンによる生体兵器としての防御本能が発現したため、なんとか生きてラグオル地表までは辿り着いたが、ダークファルスの思念波による膨大な闇属性フォトンの干渉を受けたため、フォトンの入れ物としての肉体の許容量を越えてしまい、重傷を負ってしまった。が、逆にそれによって、増幅された分の闇属性フォトンが開放されたため、それ以上の暴走を起こさずに済んだ。
 実は、軍の穏健派や枢軸側(タイレル派)も、急進派が彼女を利用する事に危惧を感じており、その行動を監視する意味で彼女の体内にビーコン(信号装置)を埋め込んでいた。バーニイが秘密裏に受けた方の彼女の捜索依頼というのは穏健派からの依頼であり、このビーコンの存在を急進派に知られる前に除去するため、彼女を他の(軍急進派の)依頼よりも早く見つける必要があったからである。実際に、バーニイが彼女を見つけた後、穏健派の依頼主に一旦引き渡してビーコンを除去してから、(旅行代理店の店長を装っていた)急進派の軍人に引き渡されている。
グラン・スコール号 恒星
スピカ
レイチェル
RACHELE


HNL VIRIDIA  姐御肌で、強欲な奴や卑怯な奴は嫌いだが、まっとうな努力をする者にはついつい肩入れしてしまう人情家。
 実はハンターとしての腕もかなりのものだが、単独行を好み、あまりパーティを組まないため、ラグオル上ではあまり見掛けない。
 男女を問わず慕われるタイプだが、パイオニア2の女性ハンターズの中では抜群にスタイルが良い事もあって、ハンターズで有る無しに関わらず特務エリアの男性陣には特に人気が有る。……にも関わらず、本人は(少なくとも現時点では)あまり色恋沙汰には興味が無いらしい。
ラグオルの大地主
消えた花嫁
心のかたち
奪われたヒートソード
奪われたアイススピナー
奪われたソウルブレイド
掃討作戦 第二号
夢幻のごとく 1
夢幻のごとく 2
夢幻のごとく 3
夢幻のごとく 4
聖書
レオ
 ・グラハート
LEO



HMR PURPLENUM  外宇宙軍第32師団「WORKS」の前師団長で、カレン・グラハートの父親。
 かつてはハンターズ登録が有ったが、現在では取り消されている。
 彼の父親も軍高官だったが、二つの野望とも言える計画を立案、実行していた。
 一つは、ルピカを素体とした管制システムによってアンドロイド、機械、兵器をWORKSの管理下に置くという、所謂「第三のMOTHER計画」であり、もう一つは地上から衛星軌道上の目標物を破壊する超対空砲「ヘブンストライカー」製造を目論む「ヘブンストライカー計画」だった。
 実際には、「ヘブンストライカー」の製造はパイオニア2の到着を待たずに行われていたが、これは、パイオニア1での同盟側勢力の優位性を維持するため、パイオニア2がラグオル軌道上に到着した時点でそれに乗船している少数の同胞を犠牲にしても、それ共々、枢軸側の勢力を一気に排除してしまうためだった。だが、実際には未完成の内にパイオニア2がラグオル軌道上に到着したのだった。
 しかしながら、同じ同盟側でも、ブラックペーパーを始めとした10ヶ国連合の重要勢力の一部がパイオニア2に乗船していたため、その計画を感知したブラックペーパーは、キリークを使ってレオの父親を暗殺し「ヘブンストライカー」の設計図を奪った。
 レオは設計図を奪い返し、試作「ヘブンストライカー」を完成させたが、その稼動には莫大なエネルギーが必要だった。そのエネルギーを捻出するため、レオは闇フォトンの力を利用しようと考え、闇フォトンを大量に含有した隕石からエネルギーを抽出しようとした。彼は「エモーショナルAI」を使ってその闇フォトンを制御しようとしたが、マグに使われているような低レベルな「エモーショナルAI」ではうまく制御出来なかったので、それよりも高レベルな管制用素体であるルピカを使って制御をしようと試みた。
 しかし、実際にはその隕石自体がダークファルスの破片であり、明確ではないもののダークファルスの意志を受け継いだD型細胞が意思を持っている存在であったため、逆にルピカが隕石(のように見えた物)に取り込まれる事態となった。
作曲家
レオ・ドリーブ
レニー
RENEE
HNL
(V1)
ORAN 歌手
レニー・クラビッツ

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