バーチャファイター5での傲慢

 人気シリーズであったバーチャファイターだが、改悪されている箇所の方が遥かに多く、パッと見では4FTと大差無く、ゲーム自体は「相変わらず異常に強過ぎるしゃがみパンチ」という事も有って、先行入荷の中頃から閑古鳥が鳴く状態になっていた。

 加えて問題となっていたのは、ゲームと連動しているWebコンテンツVF.NETだった。
 VF.NET内で購入可能なアイテム(ゲーム内のキャラクターに装備させる)があまりに少ない上に値段が高く、その他のアイテムは、対戦中に一定の低確率で発生する争奪戦に勝利しなげれば手に入らない(※1)。

 バージョンアップを繰り返してもパッとした向上は見られなかった。
 2006年12月にリリースされたVer.Bでは今更感しか漂わない1人用のミッションモードが追加。Ver.Cに至っては、その目玉コンテンツがビンゴゲームといった体たらくだった。
 Ver.Cでは他に「アイテムクエスト」なる新要素も追加されていたが、これで貰えるアイテムは1人用トライアルでも貰える(俗に緑アイテムと呼ばれる)コモン品のみなので、そもそも挑戦する意味が無いのだった。

 こんな状態で不人気だったバーチャファイター5だったが、セガ側は自信満々かつ傲慢な態度で、通常の販売/リース料金に加えて通信費として通常の5倍ほどにもなる30円/1プレイ(※2)を徴集していた。結果として、オペレータ(※3)が割りを食って泣く事になった。

注記

※1
 同時期として比較される鉄拳5の連動コンテンツTEKKEN NETの場合、装着アイテムが豊富で使い回しが殆ど無い上、全くプレイしなくても毎月ボーナスが貰える等の特典が有った。

※2
 鉄拳6の場合、通信費は6円/1プレイ。

※3
 ゲーム機を実際に運用する者。ゲームセンター経営者等。



 折角の人気タイトルも、シリーズを重ねる毎に自ら泥を塗っていくあたりがセガなのだろうか?


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